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小児がんやAYA世代のがんは、患者さんの数が少ないことから希少がんとも呼ばれ、診断法や治療薬等の研究開発が難しいとされていますが、一方で、がんの診断や予後等と関係する遺伝子異常が多数存在することが知られています。私たちは、ゲノム医療によって、正確な診断や予後予測をおこない、新しい治療標的を見つけ出すことで、より良い治療を患者さんに届けられるようにしていきたいと考えています。

これまでに、小児がんとAYA世代のがんの診断・リスク分類・治療に有用な遺伝子を網羅的に検査できる「新Todai OncoPanel(TOP2)」検査の開発を進めてきました。JCCG-TOP2研究では、日本小児がん研究グループ(JCCG)の研究者の皆様のご協力をいただき、このパネル検査を用いた全国ゲノム診断プラットフォームを通じて、小児がんやAYA世代の患者さんにゲノム医療を受けていただく体制を築いていきたいと考えています。

国立がん研究センター 中央病院
研究代表者   鈴木 達也